積読在庫消化。
このシリーズは4冊目。
なんとなく存在は知っているけれど、大変そうだなぁ、という職業に就いている人の手記、ということだと理解している。
本編は小生よりちょっと年上の人。
サラリーマン時代の激務とプライベートの心労がたたり、休職を経て派遣社員として幾つかのコールセンターで勤務した実体験を綴ったもの。
そこまでえげつないお客さんのエピソードは多くなく、なるほどねぇという業界内幕も知れる。
本シリーズの必然である著者の人生回顧も、自己主張が強すぎず職業人生の裏側を支えるエピソードとしてちょうど良い。
最終的にはコールセンターの職を辞し、縁あって障害者支援の仕事に取り組んでいるそうだが、本人が「やっとスタートラインに立てた」という整理をされており、ハッピーエンド感があって読後感が良い。
側から見れば大変だと思われる仕事についていても、苦労を苦労と思われないというのが適職なんだろうなぁ。
俺も頑張ろう。
まぁ、ご参考ということで。