人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

雑学の宝庫

積読在庫消化。

 

いやぁ、面白かった。

特に前半の動物の進化と顔の話が抜群に面白い。

 

キリンの首は短い、とかね。

いや、短いんですよ。

 

象はなんで鼻が長いのか、とか。

いや、それで餌を獲るから、じゃなくて、なんで鼻で餌を取らなきゃいけないのか、って話とか。

 

人に話したくなるトリビア満載で。

ただ後半はどちらかというと人類史で、既読感のある内容だったりするし、特に顔の骨格なんかを研究されているので、いかに現代日本人の顎が小さくなっているか、結構強く警鐘する内容になっている。

 

その辺が鬱陶しいと思う人はいるかもしれない。

アラフィフになっても固いもん食ったほうがいいのかなぁ。

 

それにしても、自分が知らないアジア人、日本人のアイデンティティが、毎日鏡で見る顔に潜んでいるなんていうのは、とても面白い。

この引っ込んだ目頭、完璧な(?)一重まぶた、低い鼻、知らなかったけどスコップ状の前歯。

 

雪原の極東アジアを生き延びたアイデンティティがしっかり継承されているんだなぁ。

ちょっと愛着が湧くぜ(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。