人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

相手もビビっている

人事異動の季節である。

新しい部署に配属されたり、このタイミングで転職を控えていたり、そんな人達はたくさん居ると思う。

 

多くの場合、既に人間関係が出来上がった組織の中に、「新参者」として入っていくことになるので、組織のロジックやパワーバランス、相手からの期待値が読めずに、苦労することが多いのではないか。

相手を知らないが故に、不安が募り、一つ一つの出来事に過剰反応するのは、とてもストレスフルだ。

 

しかし大抵の場合、受け入れる側の方も、新参者が何者で、どの程度仕事ができて、何を考え、組織にとって有益か無益か、戦々恐々としている、というのが実態である。

お互いそのようなステータスだからこそ、ぎこちないコミュニケーションになりがちで、双方にとってストレスフルな展開が続く。

 

しかし、組織として動いている以上、結局は仲良くならなければ事は始まらないし、大抵の場合、仕事やオフサイトのきっかけを通じて、一気に人間関係は深まっていくものだから、全くもって焦る必要は無いのである。

この手の話というのは、ある程度時間が必要だし、寧ろ時間が必要だからこそ、焦る行為は無益とも言える(放っておいても時間が解決する、とも言える)。

 

早期にキャッチアップし、成果を出すという志はとても大事だが、先ずはその志を大事にする程度にとどめ、焦らずゆったり構えていれば良いのではないだろうか。

まぁ、ご参考ということで。