人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

極めてまっとう

ご本人に会う機会があり、どんな人か慈善に著作くらいは読んでおこうと思って購入。

 

プロ格闘家によるエッセイ、ご自身の生い立ちであるとか普段考えていることを中心に、コンパクト(150ページくらい)にまとめられたもの。

お値段も電子書籍だと350円くらいだった。

 

本書の解説であるとか、氏のメディアでの取り上げられ方が、かなり過激な印象をもたせるものなので、若干の緊張を感じながら読んだ(そもそもそんな印象を持っていたから、会う前に読んでおこうと思ったのだと思う)。

小中高のエピソードは流石に尖っていて、果たして同級生だったら仲良くなったんだろうかというと良くわからないのだが、なぜそこに反発を感じ、それに対して自分はどのような態度で生きているのか、ということは非常に共感できた。

 

いやむしろ極めてまっとうな常識人という印象で、煽るために変な印象操作をし、常識人の印象を曲げているメディアの方に問題があるような気がした(肩入れしすぎ?)。

格闘技に興味のない人にとっては、割と縁がない本だと思うので、やたらにすすめるものではないが、ご本人に新たな印象を持つことが出来たので、読んでよかったと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。