人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

褒められても嬉しくない

先日、会社の研修でアセスメントを受けた。

アセスメントというのは研修のプログラムを通じて色々な角度から人材を眺め、評価をすることである。

 

先日そのフィードバックがあって、小生の強み・弱みを第三者として評価してくれたわけだけれども。

強みの第一番目に書いてあったのが、「ストレス耐性」…。

 

うーん…と唸る(苦笑)。

ストレスに強いと思ったことはないけれど、そう言われれば人よりは我慢強いと思うし、逃げず諦めず一歩一歩みたいな仕事はずっとやってきているけれども…。

 

なんか「ストレス耐性がある」というと、「鈍感さ」だったり、最後はバキッと折れる「脆さ」みたいなイメージを想起してしまい、それがまた自分が一番距離を置きたいイメージだったりするので、嫌なんだろうなぁ。

研修会社の人に、ストレス耐性を評価されてもあんまり嬉しくないと正直に述べたりしたら、一生懸命フォローしてくれる。

 

どんな時でも感情的にならず、冷静に粘り強く取り組めるということで、素晴らしいことなんですよ、と。

でもやっぱり嬉しくない(笑)。

 

長所というものには、裏返した短所が必ずある。

コミュニケーション力があるという長所の裏は、短絡的な表現だと「軽い」だし、思考力という長所の裏は行動力が乏しい、だったりする。

 

小生の「ストレス耐性」でいえば、裏返した短所は「鈍感」「脆い」ということになるだろうが、その短所が自分の目指しているものとかけ離れていると、その長所が全く嬉しくないんだろうなと。

むしろ、その裏の短所ばかりに目がいってしまうということだろう。

 

結局人間は、自分が認めて欲しいと潜在的にも顕在的にも思っていることを褒めて欲しいんだな。

現金なものだけど、マネジメント的には勉強になる(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。