人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

百害あって一利なし

こんな本を読む。

 

Webの記事でたまたま(Googleさんのレコメンドなので「たまたま」とは言わないのかもしれないが)本書の著者による紹介記事を目にし、発売と同時に購入。

気がついたら酒量が増えていて「ヤバい!」と焦りつつ、色々取材する中で本書を仕上げ、今は適量に抑えることができるようになった、という著者の話に、小生も「ヤバいかも」と、思わず予約注文、普段は電子書籍しか読まないのだが、紙しかないのでそれでも読んだという次第。

 

小生の危機感も多少伝わっただろうか(笑)。

なぜ酔うのか、酔うとどうなるのか、歳を取ると弱くなるのはなぜか、多少飲んだほうが健康なのか、飲めば飲むほど体に悪いだけなのか、エンプティカロリーというのは本当か、といった話が、最新の研究成果とともにどんどん明らかにされていく。

 

本書の中にも再三出てくるのだが、「酒は百薬の長」というのは間違いで、飲まなければ飲まないほど健康に良いもの、はっきり言って「百害あって一利なし」というのが本書を読んだ小生の印象。

危険な飲酒習慣かどうかを確かめるアセスメントも記載されているのだが、やってみると適量の範囲ではなく、著者同様見直しが必要なレベル。

 

著者は毎日飲酒し時折泥酔という状態から、週2日程々の飲酒というところまで改善したそうであるが、ここまで「百害」を連続で読むと、「もう一生分飲んだからやめましょうか」という気になる。

せいぜい誕生日とか結婚記念日とかお正月とか、特別なイベントのときくらいにしておきましょう、くらいが良さそう。

 

飲酒については、今後はタバコみたいに肩身が狭くなっていくんじゃないかなぁという予感がしていたのだが、本当にそうなるかもね、と思った次第。

とりあえず家にある在庫の酒をガッと飲みきってから断酒しようかなぁ(←おい!)。

 

まぁ、ご参考ということで。