人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

本を読んで作者の歳がわかる

フレームワーク繋がりでこんな一冊。

 

Kindle日替りセールに登場して、ほどほど評価も高かったので読んでみる。

昨日も書いたが、この手の本は「読まなきゃ」という軽い脅迫観念があるのでポチってしまう。

 

定価だったら買うか、リアルな本で生活空間を逼迫するとしたら買うか、と問われると甚だ怪しいのだが。

本書自体はサラッと読み終わる短い本。

 

読者のモチベーションが続く良い長さで終わっているし、内容としては一通り網羅されている。

フレームワークは概ね、①要素に分解するもの、②流れを捉えるもの、③何かを比較するもの、に分けられるという解説があり、「そういやそうだ!」と感心したのが、本書の個人的なハイライト。

 

折々に、マッキンゼー時代に大前研一氏が云々、という記述があり、「大前さんがマッキンゼーに居たのはいつ頃だっけ?」「その頃を知っているということは、作者も結構ベテラン?」「それでも新しいビジネスの流れを抑えているのは流石やね…」なんてことを考えてしまう。

文体がプレーンで、経歴もあっさりだったので、結構若い人が書いているのかと勝手に思っていたのだ。

 

そうなると今度は、昔からコンサルやってきて、今も現役で、偏りがないプレーンな文章を書いているとなると、落ち着いた知性のある人を勝手に想像して、勝手に本書の説得力を上げてしまう。

俺って勝手だなぁ、と反省。

 

まぁ、ご参考ということで。