人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

シェアリングエコノミー雑感

本日話題にするのは「メルカリ」と「Airbnb」。

小生40代日本人男性で、たぶん両サービスのコアターゲットでは無いと思う。

 

この年末年始に、両サービスを利用してみて、その雑感をまとめておく、というのが本日の主旨だが、ターゲットでは無いゆえか、ネガティブなコメントとなることをあらかじめお断りしておく。

まずメルカリから。

 

アプリのUI・UXは、流石のスムーズさ。

サービスは買うのではなく、売るところから入ったのだが、対象物件は自宅に保存してあったカバン類。

 

それなりの値段はつくものの、輸送量が馬鹿にならない(15%くらい)。

売れるのは売れるが、配送の手間を考えると、果たして意味があったのか、というのが正直な実感値。

 

さらに、2件売れたうちの1件は買取キャンセルがあり、返品するから自宅住所と氏名を教えろという連絡が入る。

正直、気持ち悪いので、物品はそちらで処分してほしい旨伝えるが、クレームをつけてそうなる展開を狙ったユーザーでは無いかと疑心暗鬼になり、微妙な気分になる。

 

結局のところ、取引相手の顔が見えないというのは、個人的に想定以上にストレスであり、メルカリで売るくらいなら、潔く廃棄する方がスッキリするし、廃棄しないよう慎重にモノを買いましょう、という「正しい」学びを得られた、というのが結論。

ま、いい勉強になりました。

 

一方のAirbnb

業務要請で夜遅くまで品川、翌朝早くから品川、という状況があり、これを機にということで利用。

 

通常ビジネスホテルが14000円というところ、一泊8000円弱の価格で、経済合理性はまあ高い。

実際の物件は1Kの空き物件を Airbnb対応したマンションで、がっちり宿泊対応のアメニティも揃っており、設備になんら不備はない。

 

ただ、これもまた取引相手が誰だか分からないという漠然とした不安もあるし、使い方を細かく調べたり試行錯誤しながら理解していくというフローも大変かったるく、6000円差であれば、ホテルの方が結局安心なのでは?というのが正直な印象。

小心者なので、どこまで客として振舞って良いものかわからず、遠慮しながら設備を「使わせていただいている」という感じである。

 

連泊すると、10,000円以上の価格差が開いてくるので、その辺のストレスを甘受する理由も出てくるのだろうが、何とも言えない落ち着きの悪さは個人的にはかなり微妙。

むしろホストが住んでいる家に上がり込んで、色々甘えさせてもらいながらという方が、「どうしていいかわからない」ということがないので、スッキリしたのではないか。

 

長くなったが、両サービス体験を通じての学びとして、小生が普段あまり意識していないけれど、「誰と取引をするのか」というのは結構重要なのだ、ということを理解させられたというのが実感。

また、「お客さん」として安心して振る舞えないというのは、これまで考えたこともなかったが、非常に強いストレスであった(小心者なのだろうけど)。

 

顔の見えない相手との取引は、やっぱり(不快な思いをするかもしれない、という程度であるが)リスクがある。

数千円をケチる、もしくは数千円を得たいが為に、わざわざそんなリスクを背負い込むという判断は「無い」、すなわち、メルカリもAirbnbも今後は利用しないであろう、というのが今日現在の結論。

 

もちろん「有り」という判断をされる方がたくさんいるからこそ、両サービスの隆盛があることは重々承知しているのだが、小生なりの判断は、それはそれとして記録しておきたい。

まぁ、ご参考ということで。