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昨日紹介した「国家を考えてみよう」が、「学問のすすめ」を引用していることは述べた。
その流れで、たまたま積読在庫にあった本書を手に取る。
福沢諭吉の人物像や「学問のすすめ」の内容、今だからこそ読まれるべき意義などが、平易に説かれている。
齋藤孝先生自身が冒頭で、「学問のすすめ」の有名な一節「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず〜」を知っていても、実際に読んだことがある人は少ないと述べているのだが、小生もその口。
本書によって概要を理解することができ、なるほどとも思ったし、いずれ原著にあたりたいと意を新たにした。
なんせ「実学をしっかり勉強しなさい」ということなのだが、明るく力強く福沢先生(と、あえて呼ばせていただこう)に言われると、頑張ろうという気になる。
それにしても、日本の人口が3000万人の時代に300万部も売れたというのだから、当時の社会に与えた影響は大きかったのだろう。
当時の人たちに負けてられないのだ。
まぁ、ご参考ということで。