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夫婦仲は円満な方だと思っているが、それはお互いがそのように努めているからでもあり、その一環として拝読。
元々は何かの記事で本書を目にして購入した。
幸福学を研究する夫妻による共著。
婚姻関係を二人で一つの「ニコイチ」のパートナーシップと定義し、それこそが夫婦円満で幸福感を得られる構造と主張する。
結婚によって人は幸せになれるということを力強く宣言するものであるし、提唱している方法論も小生は同意する。
ただ、いろいろな既婚者、未婚者と会話した経験からすると、一般的な結婚観からは若干違うものと思う人もいるかもしれないなとも思う。
夫婦というのはパートナーである。
その関係を支えるパートナーシップとは、共通の目標に向かって協力し合うことだったり、もっと踏み込めば、相手の成功が自分の成功に繋がる互恵関係である。
決して、片方が得をして片方が損をするものであってはならない。
自分の都合より相手のことを考え、それが自分に返ってくるというスタンスを、お互い持ち続けなければならない。
パートナーシップの全ての基本はコミュニケーション。
会話量と裏表のないオープンさ。
拙宅は頑張ってますが、皆さんどうでしょう?
日本の夫婦関係は、どうも結婚して終わりだったり、まず自分が、という人たちが多いと思う。
パートナーシップではない何か、というのが日本の夫婦。
多くの悩める人たちに視座を提供する一冊ではなかろうか。
まぁ、ご参考ということで。