人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦1ブランド人になれ!」 読了 ~読んでいてやけに元気になる気がする~

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トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈1〉ブランド人になれ!

 

 

会社での会話に著者の名前が出て、たまたまKindleの日替りセールに登場したのでポチってしまった。

シリーズの存在は知っていて、「ブランド人になれ!」というタイトルの本を書いている日本人が居るのも存じていたのだが、著者の本を読むのははじめて。

 

広い意味での自己啓発書にあたるのだろうか。

米軍勤務ののち、戦略コンサルに勤め、著述・講演業に転じた著者が、これからのサラリーマンに求められる心構えと行動について説いた本。

 

「これからの」といっても、もう20年も前の本なわけだが、いまも読み継がれている通り、内容は古くなっていないのだと思う。

いわゆる大企業がリストラを繰り広げる時代に、会社の看板ではなく、いかに自分の名前で仕事をしてサバイブするか、という趣旨で、もちろん小生自身もそう考えてきたつもりだ。

 

ちなみにリクルートグループの名刺が、個人名が上、社名が下、のレイアウトになっているのは、個人名で勝負できる人間になれ、というメッセージだという話は昔聞いたことがある。

本書をいいなと感じたのは、そういった強いメッセージを、なんとも明るくテンション高めで突っ走って、最後まで押し切ってしまうところ。

 

訳者が良いのか著者なのかはわからないが、この手の本は、勢いがないと深刻な感じになりがちなので、能天気な本書は好印象。

それにしても、我々より若い年代は、就社の意識はだいぶん低いと思うのだが、かといってプロのサラリーマンとして勝負していく気概はあるのかな、などと思ったり。

 

組織にもコミットせず、プロとしての気概もないのならば、アルバイトや奴隷と同じなんだけど、みんなわかっているのかしら。

え?中年の愚痴?

 

まぁ、ご参考ということで。