積読在庫消化。
いやー、なんでオジサンは政局の話をするのかねぇ。
政治じゃなくて政局なんだよね。
やっぱりサラリーマンとしての経験の蓄積が、政局へのシンパシーと共に蘊蓄を語らせるんだろうな、やっぱり。
でも、オバサンが政局を語る場にあまり居合わせる機会がないような気がするのは何故だろうか。
政局というのは要するに人事。
そういうドロドロした人事の話は、男性中心のサラリーマン世界の現象だったからだろうか。
最近のサラリーマンの世界は男性中心とも言い切れないし、ドロドロした人事も失われつつあって、これからのオジサンもオバサンも、かつてのオジサンのように政局を語ったりしなくなるんだろうか。
ここで初めてちゃんと政治を語り合えるようになれば、それは良いことだと思うのだが。
さて、本書はそういった最近の日本の政局を語りきった本。
著者のスタンスも出版社も右寄りなので、若干のバイアスはあるが、政局は人事なので右も左もあまり関係なく、ひたすらドロドロした話が続く。
小生にとってはリアルタイムなので、「あぁ、あれか」という意味で理解しやすかった。
読んだら政局オジサンになれる本である。
お好きな方は是非。
まぁ、ご参考ということで。