人間到る処青山あり

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「続 ドロップアウトのえらいひと」 読了 〜過ぎ去る時代と生き方と〜

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続 ドロップアウトのえらいひと

続 ドロップアウトのえらいひと

 

 

Kindleのデイリーセールでレコメンドされ、そこそこレビューも高かったので、キャリア論的な観点でプラスになればと思ってポチった一冊。

比較的自由な生き方をしている33人の来歴と仕事等を紹介している。

 

取り上げられる33人は、同じような生き方をしているであろう著者の何十年来という友人も居れば、友人つながりで出会った付き合いの浅い人もいて、色々である。

本書自体がやや古いということもあり、年齢的にはバラけているものの、バブル期前後を謳歌した年代が多く、小生にとって見れば10〜20歳くらい上。

 

バーのオーナーとかクラブのDJとか、どうも著者が夜遊びする中で、街で出会った人々という印象である。

小生も20代の頃は夜遊びしたものだが、正直、憧れも共感もあんまりない感じ。

 

本書で描かれているような人生があることは、全く否定はしないし、それはそれで素晴らしいと思うけれど、小生も夜遊びから足を洗ってしまうくらいだから、特に刺さらないというところだろうか。

70年代のアツい感じ、80年代のキラキラした感じというのは、本書に限らず色々目にする機会はあって、個人的にはリアルタイムじゃないから「刺さらない」という点はあるものの、それ以上に90年代以降や現在に至るその後も色々あったことを踏まえると、あんまり懐かしむ話もねぇ、というのが基本スタンスである。

 

むしろ「今」の人達がどんな風で、どんなカルチャーに親しみ、何処へ向かおうとしているのか、という方に強い興味を抱くタイプなのである。

雑誌連載がもとなので、比較的ライトに読めるから、興味のある方は。

 

まぁ、ご参考ということで。