人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

リーダーは「見出される」

小生は人事や教育の専門家ではないが、人々のキャリアの転機に関わるエージェント業と、プロジェクトベースの仕事をしていて、感じることがある。 プロジェクトや試練を通じて、まさに顔つきが変わったり、リーダーとしてその片鱗が明らかになる瞬間に、何度…

コミュニケーションを「作る」

ビジネスにおけるコミュニケーションは、相手に正しく(こちらの意図した通りに)理解してもらうことが重要だと考えている。 それは面接でも、各種プレゼンでも同じだろう。 そのために小生が気をつけていることは、 ①極力ノイジーな要素を切り捨てる 即ち、…

このポジションでは違うけど…

武術の世界では、達人になると他流派を見ても、本物かどうかわかるそうである。「出来るわけではないが、わかる」、そういうものらしい。今日、クライアントの男性が、ある新規オープンのお店にランチに行き、感想を述べてくれた。「いやぁ、悪くないと思う…

ターゲットを何故絞るのか?

新規事業開発の場面では、ターゲットを絞るのが鉄板のセオリーである。一方で、何事もやってみなければ解らないのだから、絞ることに意味はない、という意見もある。やってみなければ解らないのは確かだが、とは言え、絞ることに意味はあるというのが小生の…

しっかりと、未来を見据えて

なんか企業のキャッチフレーズみたいだが。 新規事業も転職も、基本的には未来を見据えて試行錯誤をするもの。 過去「こうだった」から、という理屈が未来も通用するとは限らないし、今流行っているからといって、将来もそれが続くとは限らない。 相場の格言…

人間は変わることができるが、変わることを期待してはいけない

これは小生の、極めて個人的な、苦い人生経験から得られた教訓である。人間は変わることができない訳ではない。 本人の不断の努力によって、変わることはできる。むしろ積極的に変化をデザインし、大きく飛躍することだってできる。 一方で、それを他人に期…

自らに変化を起こす気概があるか、という話

今日ニュースをいろいろ見ていて、印象に残ったのはこの記事。 http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO05040820Q6A720C1000000/ ソフトバンクのARM社買収に関わる、フィナンシャルタイムズ社の記事である。 この記事で指摘されていたのは、M&Aの規模もさ…

流行りものには乗っかるところと引くところと、両面ある

転職というのは、自らの環境を変える行いだから、新たに選択する環境は、もちろんこれから伸びる環境であることが望ましいと思う。 そういう意味では、「流行りもの」にチップを張っていくような転職の選択肢は否定しない。 寧ろ積極的に考えても良いところ…

「できること」と「やっていいこと」は違う

このテーマ、散々書いたような気がするが、過去のタイトルを見る限り、あまり言及されていないようなので改めて。 何を隠そう、小生が初めて転職した前後に、色々あって自身のポリシーとなったことである。 小生は27歳になる年に、初めて転職をすることにな…

「業界の常識」はいつできた?

どんな業界にも常識というのがあって、一般的にそれは動かせないものとなっている。 車は道路を走るもの、飛行機は空を飛ぶもの、である(業界の常識とは言わないか…)。 それはともかく、そんな常識の中でも業界の商慣習に関わる常識というのが、結構ある。 …

外野の意見をあまり気にしない

いろいろな仕事のお手伝いをしていると、直接向き合っているクライアントの更に向こうに、色々と面倒なことを言ってくる人が居ることによく遭遇する。「作れない奴が料理の旨い不味いを言うな」という議論もあるし、もっと酷いのだと「料理ができる前から旨…

やっぱり楽しい仕事をしよう

今日、ある方とお会いした。実際のところは色々とあるんだろうけれど、こちらの印象としては、自分のやりたいと思うことを、やりたいように取り組んでいて、とても楽しそうで素敵だなと感じた。人にポジティブな印象を与えられるから、きっと色々と声がかか…

転職は焦らない。

次が決まらずに辞めることになってしまった人は、多分人生最速のスピード感で動いたほうが良いと思うが、そういう人は今日の話から除く。転職を考えるきっかけは人それぞれだし、人生のタイミングごとにそれは異なると思う。とは言え、殆どの人が「こんな会…

埋もれた人材はどこに居る?

時々企業の経営サイドとお話をしていて、このような話題になることがある。それで、つくづく思うのだが、企業の通常のプロセス、方法論で発掘できるのだとしたら、埋もれていなくてとっくに顕在化しているんじゃないかと。なので、本当に埋もれた人材を発掘…

あなたの会社の創業者がもし…

「あなたの会社の創業者がもし、今この時代に現役バリバリで、これから事業を興していこうとしているならば、何をするでしょうか?」これは是非、色々な会社の人に聞いてみたい質問である。 この質問で多分導きだせるのは、いま存在するビジネスモデルという…

本日の更新はお休みします

皆様、良い七夕を。

偉い人と仕事をする

転職相談なんかを受けていると、仕事における面倒くさい事象の殆どが、中間管理職によるものではないかなと思ったりする今日この頃。もともと日本の会社の成り立ちで言えば、圧倒的な人手不足の中、あふれる需要をなんとかこなす為に、実務能力と権限を併せ…

目の前の現象に振り回されない

合気道の師匠から伝えられた教えで、物事は「現象」「構造」「本質」のレイヤーで捉えなければならない、というものがある(意訳)。目の前で起きている「現象」を、客観的に分析する視点、その現象をもたらす「構造」の把握、そしてそれらが意味するところ…

事業も人間関係も、絞り込みが大事なのでは。

人間は社会的な動物なので、「つながり」を出来る限り多く持とうとする生き物だと思う。きっとそれは生存競争の中で生きていくための、本能的なものなのではないか。しかし今の社会というのは、人間が本能で生活していた頃より、何十倍もの繋がりを持ててし…

貧しい仕事は色々貧しくなる

「貧しい仕事」というのは、例えば「負け戦」と言ってもいいかもしれない。「単純作業」かもしれない。「やらされ仕事」、「手戻り作業」、「お願い営業」、「時間拘束」、「予定調和」、「内輪の論理」...。ほら、言わんとしている事が、おぼろげながらお解…