「出来るわけではないが、わかる」、そういうものらしい。
今日、クライアントの男性が、ある新規オープンのお店にランチに行き、感想を述べてくれた。
「いやぁ、悪くないと思うんですけど、若い女性向けだったのかなぁ」ということであった。
この時、小生が直感的に思ったのは、果たしてこのお店は、若い女性にも「刺さって」いるのだろうか、という疑問である。
実は、ターゲットではない商品やサービスに遭遇した場合、その完成度が高ければ、その良さは理解できることが多いような気がしている。
先述の「出来るわけではないが、わかる」を引き合いに出せば、「買うわけではないが、わかる」とでも言おうか。
昨日のエントリーで、ターゲットを絞る理由その2、「深くすれば広くできる」みたいな感じである。
ところで、転職エージェントの仕事をしていると、似たような場面に遭遇することがある。
それがタイトルの、「このポジションでは違うけど…」である。
転職希望者側の価値、あるいは最大限能力が発揮できる活かし方、みたいなものが、面接の場面で見えると、「このポジションでは違うけどこちらでどうか」とか、そんなことはよくあるのである。
なので、ビジネスの場面では、ターゲットとそれに対する価値を明確にすることが、やっぱり重要なのだなぁと思う次第。
まぁ、ご参考ということで。