人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

独立するか?就職するか?

誠に勝手な思い込みだが、人間一度は独立とか起業とかに憧れる、もしくは真剣に考えるものだと思っている。さてどっちが良いのか、という質問に答えは無いに決まっているのだが、独立をキャリアの選択肢に入れている方々に、小生からチェックリストを代表的…

「何をやるかより、誰とやるか」か?

結構な割合で、誰とやるかが重要、という声があるのを承知で。誰とやるかはもちろん重要、とても重要であることは小生も認識しているつもりだが、こと転職活動においては、どちらかを優先させる話だとすれば、何をやるかの方を優先するようにしている。なぜ…

退職交渉虎の巻

今まさに退職交渉に臨もうか、という友人に捧ぐ。小生のエージェントとしての経験と、実際に何回も転職を繰り返した実体験から。その1。「今の会社から、もし強い引き留めにあったとして、心が揺らぐ可能性があるなら、『退職したい』という一言は口にしては…

自分の転職先を誰に相談するのか?

本件、ぜひ信頼の置ける転職エージェントに、と言いたいところだが、ちょっと毛色の違う話を。小生の前職は、業界でリテイナーと呼ばれる、(正しい意味での)ヘッドハンティング部隊と、コンティンジェンシーと呼ばれる登録型・成功報酬型の紹介事業が併存し…

面接では何を語るべきなのか?

本日は新卒採用のお手伝いの仕事の中で、著名な先生のセミナーにご一緒させていただく機会があった。新卒採用テーマなので、転職テーマとは違う部分もないわけではないが、とても学びのあるお話であった。その先生の主要なお話としては、面接やエントリーシ…

スタートアップ企業が安定的に良い人材を採用するにはどうしたら良いのか?

こちら、ベンチャー企業、創業期の経営にとってはある意味永遠の課題なので、転職を考えている方も是非お付き合いいただきたい。小生の個人的な最近の想いを申し述べると、事業モデルを魅力的にする、というのが王道かつ(結局は)最短のように感じている。…

書けないスキル

先週、小生が卒業した銀行の先輩と食事をしていた時の話。先輩は10年銀行に勤務して、いろいろあって今の会社に一年前から勤務している。その会社は、ある程度時価総額もある一部上場企業で、先輩はそこで経営企画のマネージャーの任にある。そんな中でのエ…

ブラック企業ってなんだろうね。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.comhttp://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610037こんな本がありまして。まぁまだ読んでないのだが。ブラック・ホワイトみたいな話を見聞きする度に、複雑な想いが行き交うわけですが。ぶっちゃけ日本の会社ってほと…

早期退職には応じるべきか。

今朝、某大手メーカーの数千人単位の人員削減のニュースが報道された。人材の仕事していると、そんな会社の早期退職プログラムに手を挙げられた方々の転職相談に乗ることがあるが、なかなかお役に立てないことが多い。日本企業で長く働くと、総じてゼネラリ…

「管理」か「経営」か?

以前小生がお世話になったベンチャー企業の社長の言葉に、「管理と経営は違うのだ!」というものがあった。けだし名言だなと、事あるごとに思い返す。説明不要な方もいらっしゃるだろう。オペレーションをミスなく運営し、提出すべき資料提出、関係者への報…

超人と歯車の狭間

転職相談を受けていると、将来的に独立もしくは起業希望、という話に良く遭遇する。じゃあ今やったら?とか、どんな事業モデルか?という小生の専門領域の話は別にして、そういう方々が結構見落としていることがある。独立なんかは特にそうだが、小さな組織…

体調管理も仕事のうち。

これは小生が新卒の銀行員時代に言われたことだ。これだけ働かされてそれもどうなのか、という風にも思ったが(笑)、プロとして最高のパフォーマンスが出せる準備も仕事のうち、と言われれば、まぁ反論は出来ない。とは言え人間は体調を崩すものなので、他…

シンプルな価値観の人間は強いのだ。

転職理由の鉄板は、職場の人間関係と、以前ちらりと書いた。そんなこともあってか、転職相談を受けていると、必ずしも年収に拘らない人も多いし、人間関係は人生観の相克だったりもするので、向き合い、寄り添っていると、本当に深い話になっていく。そうし…

天職という幻。

タイトルは過激だと思う。誰しも職業人生の中で、「これだ!」という仕事に出会い、それに全力で没頭し、物心両面で満たされたいと(多少なりとも)思うことだろう。そんな風に活躍している人もいるような気がする。でも、実際に仕事の話を目を輝かせながら語…

震災後のキャリアを考える。

今日ばかりは、このテーマに否が応でも向き合わざるを得ない。2011年の3月11日以降、自分のキャリアを再考した方々は本当に多かったと思う。ボランティアに、という方々ももちろんだが、仕事を通じて支援ができるような取り組みをされている人、地縁血縁が東…

未来に対して必要以上に恐れを抱く必要はない。

こんな記事があった。http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/43046073.html日本で最初のコンシェルジュになった方の話だ。もちろん最初だから、ロールモデルがある訳ではないし、どんな人がなるべきか、といった選定基準もない中で、「自分が」と言っ…

社員の頑張りに依存するビジネス

今日、ある経営者の方とやりとりをしていて、昨今のベンチャー界隈の話題になった。曰く、「ヒットするゲームやサービスが出れば大きい、というのは、歌手や小説家のようなもので、ビジネスではあるけれど、ビジネスモデルではない。ビジネスモデルというの…

コケる時は顔面から。

小生がかつて、創業前からやり取りしていた技術開発型のベンチャーがあった。有望なビジネスモデルとネットワークで、10億円ちょっとの出資を集め、7年ほど経営していたが、結論から言うと一度も黒字化せず、出資とほぼ同額の累損を抱えた状態に至ったと、や…

そんな◯◯は優秀とは言わない。

タイトルはなんのことを言っているのか。採用企業側とお話しする時に、よくある会話の一つに、「うちのエンジニア(でもなんでも良い)は優秀なんだけど、コミュニケーションに問題があって…」というようなものがある。これ、結論を言ってしまうと、そんなエン…

採用企業も悩む。

今日は以前からお付き合いのある企業経営者と、たまたま採用の件で話をする機会があった。いつも転職者の目線で記事を書いているが、採用企業側の気持ちも知っておいて欲しい、という感じでお伝えしておく。採用企業の殆どが、オファーを出せば皆来てくれる…

35歳以上で転職したとして

昨日のエントリで、35歳以降の転職は、企業に欠けている要素を補完する形で入る、ということを書いた。然し乍ら、ここには重大な注意点があると思っている。その企業に欠けている要素というのは、色々背景があって、①元々必要なかったけれども環境の変化で受…

35歳転職限界説

昔から巷で言われている話に、「35歳転職限界説」なるものがあるが、本日はこれに対する小生なりの理解を。一般的には、35歳を超えると、年齢の問題で転職が難しくなるというものだが、一方で最近の記事で、「いやいやそうでもない」という趣旨のこんなもの…