人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

面接では何を語るべきなのか?

本日は新卒採用のお手伝いの仕事の中で、著名な先生のセミナーにご一緒させていただく機会があった。
新卒採用テーマなので、転職テーマとは違う部分もないわけではないが、とても学びのあるお話であった。

その先生の主要なお話としては、面接やエントリーシートでは、習慣と言って差し支えがないくらい、蓄積となった自分の行動、エピソードと、その由来となる自分史を語れ、というものであった。
その自分史、エピソードの中に、どのような問題把握があり、分析があり、対策のための思考があり、試行錯誤があったのか、それを語れと。

重要なのは、外部の(採用企業の)人が判断がつきにくい結果ではなくて、そのプロセス、習慣化された人物特性であり、結果そのものはどうでも良いのだ、というお話。
結果がどうでも良いというのは、もちろん新卒採用の場面なので、学生の実績は大概どんぐりの背比べだから、ということではあるが、中途採用だったとしても、抜群の実績の人が、その会社で同じようなパフォーマンスを出す保証はないわけだから、案外同じなんじゃないかと個人的には思ったり。

中途採用は、もちろんどれくらいの実績があって、企業が求めるミッションをクリアできるかどうか、というのが第一の選考基準ではあるものの、環境が変わっても成果を出せるかどうかが未知数なのは確かなので、その成果に結びつく人物特性、習慣というのは、選考にあたってはとても重要な要素だと思うし、実際企業側もその辺は知りたいはずだと感じている。
なので、あなたが転職活動をする際には、是非その辺の細かいエピソード、つまり、どんな問題があって、なぜそう認識したのか、それに対してどのようなアプローチで解決策を見出したのか、そうすることでどんな苦労があって、そして、それをどのように乗り越えたのか、そんなエピソードを、是非語られると良いと思う。

その辺を整理することは、あなた自身にとっても振り返りになるし、あなたという人物を、企業がより良く理解することも出来るはずだ。
面接では、ぜひエピソードを語っていただきたい。

まぁ、ご参考ということで。