人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

SNSでのリテラシー

Kindle日替りセールで登場し、レビューも非常に高かったのでこんな本を読む。

 

それほど長くなく、サラッと楽しく読めた一冊。

長らく経験を積まれた企業Twitterアカウントの「中の人」のノウハウが楽しく整理されている。

 

誰に向けてどんなメッセージを伝えていくか。

Twitterによってどんな効果を期待するのか。

 

何かインシデントが起きた時にどのように対応するか。

ソーシャルならではの繋がりをどんな風に活かすか。

 

企業でのブランディングマーケティングに示唆を与えてくれると思うし、急に「中の人やって」と言われた人には頼りになる本だと思うけれども、普通の人にとっても役に立つ一冊だと感じた。

本書ではTwitterでの振る舞いを「店頭での接客と同じ」としているけれど、個人のSNSだって誰と繋がっているのかわからないのだから、ビジネスモードが正解だと思うんだよね。

 

その上で、どこまで崩せるか。

崩すといっても別にだらしなくするわけではなく、本書にもあるが「ツッコミの余白」を残すためだったり、硬いイメージを親しみやすくするための崩し。

 

そして自分自身も楽しみ、繋がっている人も楽しんでもらえる。

そういうのが、SNSリテラシーなんじゃないかなと。

 

まぁ、ご参考ということで。

しなやか、ってなんだろう

こんな本を積読在庫から引っ張り出す。

 

物凄い雑なあらすじを述べると、バリバリハードワークをこなしていたビジネスパーソンが、体調を崩したことをきっかけに瞑想や睡眠に意識的に取り組み、状況が改善した体験を踏まえて、その効果を説くというもの。

小生は健康オタクなので、Googleのレコメンドもソレ系の記事が多いのだが、本書は2014年発刊ということは、最近のブームの「はしり」という感じだろうか。

 

なので、内容としては真新しいものはないし、あらすじを整理してみると、ハリウッド映画とかでもよくあるような「自己発見」系のストーリーだったりもする。

瞑想も睡眠もストレスを一定にし、充足した時間を導いてくれるのはそうだと思うけれども、なんかね、「世の中そんなのばっかりで良いんでしたっけ?」とも捻くれてみたりする。

 

悟りの境地に達した坊さん尼さんばかりの社会では、イノベーションも芸術・文化も生まれないと思うんだよね。

ま、マインドフルな生活の実践は、なかなかできない人が多いかもしれないから、そんなこと心配する必要無いのかな。

 

まぁ、ご参考ということで。

直接応募とエージェント経由の応募、どちらがいいか

古い友人から、直接応募とエージェント経由の応募、どちらがいいかと聞かれたので、チャットで答えた内容を記事にする。

以下…。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご連絡誠にありがとうございます。
これ、業界の中でもいつも議論されるテーマなのですが、結論から言うとケースバイケースであり、一般解は無いと思ってますので、「エージェントか直接応募か」ではなく、「エージェントも直接応募も」しかないと思います。


良いエージェントに出会えれば、
・社長から事業部門長、現場社員にまでグリップがあり、フラットで詳細な内部事情を教えてもらえるだけでなく、面接対策までケアしてくれる
・自分がまとめ切れないモヤモヤした要望を上手く拾ってくれ、企業との交渉を上手に行ってくれたり、客観的なアドバイスを提供してくれる
なんていうことが期待できるのですが、


相手がダメなエージェントだと
・ただの取次ぎだけで、情報も一般的なことばかり
・企業との信頼関係も乏しく、最悪な場合だと「この人採用するとあのエージェントにお金払わなきゃいけないんだな、うーん」と思われてしまっている
ことになります。

 

そういう意味では、エージェントであれば誰でも良いわけではなく、ある程度時間をかけて良いエージェントにつながりを持っておくことも大事かと思います。
尚、良いエージェントであっても、すべての採用企業と深い信頼関係が作れるわけではありませんので、良い行動、良い習慣を持っているエージェント数人と、つながりを持てている状況が理想なんじゃないでしょうか。

 

尚、直接応募はそれはそれで大事だと思います。
自分自身で機会を広げるというアグレッシブな姿勢は常に持っておきたいですし、直接応募だと色々不安なので真剣に悩みますよね?

エージェントのアドバイスも大事ですが、本当に受けたい会社・仕事って何だろう、落とされたらどうしよう、相手が求めていることって何だろう、というのを真剣に考え、自分のキャリアを見つめなおすことをせざるを得ないので、そういう意味でも直接応募は大事なんじゃないかと思う次第です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

追加質問もありましたが、今日はここまで。

まぁ、ご参考ということで。

直接応募とエージェント経由の応募、どちらがいいか

古い友人から、直接応募とエージェント経由の応募、どちらがいいかと聞かれたので、チャットで答えた内容を記事にする。

以下…。

 

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ご連絡誠にありがとうございます。
これ、業界の中でもいつも議論されるテーマなのですが、結論から言うとケースバイケースであり、一般解は無いと思ってますので、「エージェントか直接応募か」ではなく、「エージェントも直接応募も」しかないと思います。


良いエージェントに出会えれば、
・社長から事業部門長、現場社員にまでグリップがあり、フラットで詳細な内部事情を教えてもらえるだけでなく、面接対策までケアしてくれる
・自分がまとめ切れないモヤモヤした要望を上手く拾ってくれ、企業との交渉を上手に行ってくれたり、客観的なアドバイスを提供してくれる
なんていうことが期待できるのですが、


相手がダメなエージェントだと
・ただの取次ぎだけで、情報も一般的なことばかり
・企業との信頼関係も乏しく、最悪な場合だと「この人採用するとあのエージェントにお金払わなきゃいけないんだな、うーん」と思われてしまっている
ことになります。

 

そういう意味では、エージェントであれば誰でも良いわけではなく、ある程度時間をかけて良いエージェントにつながりを持っておくことも大事かと思います。
尚、良いエージェントであっても、すべての採用企業と深い信頼関係が作れるわけではありませんので、良い行動、良い習慣を持っているエージェント数人と、つながりを持てている状況が理想なんじゃないでしょうか。

 

尚、直接応募はそれはそれで大事だと思います。
自分自身で機会を広げるというアグレッシブな姿勢は常に持っておきたいですし、直接応募だと色々不安なので真剣に悩みますよね?

エージェントのアドバイスも大事ですが、本当に受けたい会社・仕事って何だろう、落とされたらどうしよう、相手が求めていることって何だろう、というのを真剣に考え、自分のキャリアを見つめなおすことをせざるを得ないので、そういう意味でも直接応募は大事なんじゃないかと思う次第です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

追加質問もありましたが、今日はここまで。

まぁ、ご参考ということで。

人と、言葉と、社会と

なんとなく以前から台湾に行ってみたいなと思っていたこともあり、こんな本を読む。

 

著者は台湾のメディアに数多くのエッセイなどを寄稿してきたライター。

何十年という関わりの中で、彼の国の来し方、行く末を、歴史、民族、社会といった感じで多面的に綴っている。

 

最終章に台湾を一周した旅の模様があり、行ってみたくなるのだけれども、基本的には真面目な本。

学術レベルではないけれど、気軽なエッセイほど「お気楽」な感じでもないし、やや長めでもある。

 

小生といえば、ここ10年くらいの間に、仕事関連でアジアの都市を何ヶ所か訪れてきた。

読んでいてその時のことをなんとなく思い出す。

 

上海に行った時、最先端の街並みと、裏通りの昔ながらの「中国」を同時に目にして、そこを歩く人々は、21世紀のグローバリゼーションの人なのか、共産党文化の人なのか、どちらの人なのだろうと不思議に思った。

香港では、現地の人は上海で見たのと同じ中国人なんだけれども、ジャッキー・チェンやサミュエル・ホイ映画で親しんだ、あの香港人なんだよね、と勝手に親近感を抱いていた。

 

シンガポールの現地ガイドは中国系の人だったが、言葉こそ中国語を扱いはすれども、完全にアジア人というか、自由で流動的で雑多な雰囲気を纏う人だったと記憶している。

台湾の人は、見た目は中国の人なんだろうけれども、いったいどんな人たちなのだろう。

 

ますます行ってみたくなったのである。

まぁ、ご参考ということで。