ふとこんなことを考えてみる。
組織で人が辞める。
補充されるまでは残った人員で必要な業務を回すことになる。
今まで5人で働いて100のパフォーマンスだったとして、4人になったら25%増しで頑張って100%を維持するだろうか?
つまり、残業してでもパフォーマンスを維持しようとするかというと、多分そうはならない。
もちろん、補充されるまで残業し続けたら肉体も精神も持たないから、というのはあるはず。
でも、きっと4人で80のパフォーマンスを維持しつつ、「死なないライン」を探すことになるのだ。
「急ぎで重要」「急ぎだけれど重要じゃない」業務から稼働を埋めていって、80のパフォーマンスで賄い切れない、はみ出した部分は無視するんだ、きっと。
「急ぎでないが重要」は間違いなく切り捨てられる。
「急ぎでなく重要でもない」なんてものは、たぶん前からやってない。
そうなると、営業時間のある仕事で例えれば、シフトが埋められなくなるまで人が辞めない限り、なんとなく回っているように見える。
でも間違いなく重要な仕事が放置されていく。
そうなったらどうなるかは、きっと組織によって違うだろうけど、人が辞めた時には、残った人間の労働時間を管理するより、「何をやらなくなったか」をしっかり観たほうがいいんだろうなと思ったりする。
まぁ、ご参考ということで。