人材の仕事(エージェント)を続けていると、仲間や同業の知り合いが独立していくのをよく見る。
長く見てきて、人材の仕事に関わらず、独立する時のポイントはこの辺なんだろうなと思っていることがある。
それは新規の顧客、それも若い顧客を、どうやって開拓していくかだ。
独立する時は大抵、ビジネスの目算や顧客リストに目処をつけてスタートする。
しかし、顧客も自分もだんだん歳をとるのだ。
人材ビジネスだとその辺が顕著で、勢いのある採用企業とイキの良いキャンディデイトを抱えて独立するのだが、採用の勢いは数年で(大抵)止まるし、キャンディデイトも転職を重ねてそろそろ落ち着いて、当の本人も少し疲れてくる。
そんな感じで、「昔の人脈で食ってます(食ってました)」というオジサン・オバサンが出来上がる。
「独立なんて、まぁそんなもんでしょ」というのも一つの見識ではあるが、小生はそんな感じの人を沢山見てきた。
そう思うと、いかに下の世代のキャンディデイトに相談したいと思ってもらえるか、新しい成長企業にも、このエージェントは頼りになりそうだと思ってもらえるか、そういった信用を作れるかが、長く勢いのあるビジネスを作るには大事だなと思っている。
若者に受け入れられたい、なんてタイトルを書いてみたが、別におもねるわけでなく、尊敬される・憧れられる程の存在になるにはどうしたら良いか、というストイックな野望である。
こんな本もご参照。
色々なテクニック満載で、悩んでいる人には参考になると思うが、個人的には「ちょっとやり過ぎ(笑)」だと思いました。
まぁ、ご参考ということで。