人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人材は30年の計

今日たまたま読んだ記事。

https://wirelesswire.jp/2020/06/76072/

 

トランプ大統領がビザの発行を厳しくした件についての解説。

高度外国人材というのは、しっかり環境を整えてあげれば、国力増強に大いに貢献してくれるのは歴史が証明する通りなのだが、非常にデリケートでもある。

 

外国人雇用ビジネスに取り組んでいる友人によると、外国人雇用というのは「右」からも「左」からも当たりが強いのだそうだ。

「右」からは「なぜ外国人を」と言われ、「左」からは「日本人の雇用を奪うのか」となる。

 

再選を目指す大統領が選挙年にやることといえば、バラマキと愛国心を喚起させる取り組みと相場は決まっているから、そんな文脈でトランプさんもサインしたのであろう。

冒頭の引用記事には、シリコンバレー住民の大半が外国出身であること、クリントン政権時代には積極的にビザを緩和していたとある。

 

クリントン政権といえば1993年〜2001年。

その頃に呼び込んだ外国人が、今のアメリカ経済の強さを作ったのではないか、といえば考えすぎだろうか。

 

かき集めた有意の士が、その後20年〜30年をかけて国の繁栄を担う。

次の選挙に勝てるかどうかと比べるような議論では無いと思うが、こういうことが出来る人こそ、政治家・リーダーであるべきだと思うけれどね。

 

我が国がどうなのかというのはさておき…。

まぁ、ご参考ということで。