人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ブラック企業自慢はやめよう

今日の会議にて。

本題前の雑談の際に、若手メンバーから、ブラックな感じの企業にいたことがある上司からブラックな感じに叱られる夢を見た、というネタがあった。

 

上司はメンバーを一切怒ったことはないし、ブラック企業時代に怒りまくっていた前科がある訳でもなく、怒られた側のエピソードを披露したことがあるだけなのに。

横で聞いていて小生もビックリすると共に、時に自分もブラックな感じのエピソードを披露してしまうことに対して猛反省した。

 

実際に経験して傷付いたのは本人だけれど、もはやそれは過去の話で、ネタにまでできる状態というのは、完全に無毒化されている。

しかし、そんな世界を体験しないままエピソードを聞かされる若者達にとっては、経験がないだけに寧ろ、底知れない恐怖を感じてしまうことがあるのではなかろうか。

 

例えるのも不適切だと認識しているが、我々が祖父母に戦争体験を聞いて感じた恐怖のような、それと同種の位置づけとして、慎重に扱った方が良い話題のように思わされたのである。

それも立場のある人間が発言してしまうと、暗に美化している、いつそのようなマネジメントにならないとも限らない、という印象を与えかねないのかもしれない。

 

仕事に熱中して思わず徹夜、なんていうのは世界中にあるけれど、日本のブラック企業自慢は犯罪にカテゴライズされるものもあるんでね。

また、こういうご意見もあって、

https://oceans.tokyo.jp/lifestyle/2020-0403-1-hm/

こちらはブラックな仕事をやり切って結果的に温存してしまった上司世代の責任もあるよね、というところに、なるほどと納得したところもあるのだけれど、今日の反省はまた別。

 

人に恐怖を与える話題を、立場のある人間が披露する影響力を強く意識しておくべき、ということを、心に刻んでおきたい。

まぁ、ご参考ということで。