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一般教養として歴史関係の著作をあたるようにしている。
歴史を学ぶ最大のメリットは、人間のやることはパターンが限られているので、過去を学ぶことによって未来を切り開く視座が得られることだ、というのは小生が言うまでもあるまい。
本書は日替りセールで紹介され、レビューも良かったので購入。
積読を順次消化しているところなので、今このタイミングで手にした意味はあまりない。
世界史が厄介なのは、時系列とエリアの関係性が相互に影響し合うことだと思う(さらに言うと国境が動くので一国の歴史を時系列で追えるわけでもない)。
その辺りを十分理解しつつ、数千年の世界史を一気に紐解こうとする一冊。
個人的に良いと思うのは、現在に近づくほど記述の厚みを増していく(「鍵」も多くなっていく)こと。
現代と地続きの年代をしっかり学ぶことは、歴史を学ぶメリットを享受する意味で、とても大事だと思う。
そこをしっかり学んで、だんだん遡っていくという学び方もアリだと思うんだけどね。
本書の内容に戻ると、構成上は一気読みに向いているし、そこで得られる学びが本書のありだと思うので、手に取られた際は、間をおかずに読了するのが良いのでは。
まぁ、ご参考ということで。