まずはリンク。
お金の流れで探る現代権力史 「世界の今」が驚くほどよくわかる
- 作者: 大村大次郎
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2016/12/09
- メディア: Kindle版
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たまたまKindleのセールで目にして、金にうるさい小生としては、思わず手に取った次第。
まとめ買いがお得だったし、本書も面白かったので、この後一気見してみたい。
著者はもと国税庁勤務とのことだが、広く歴史関係の著作も上梓している方のようだ。
「お金の流れ」となっているが、経済から見た近代史と言って良い。
文章も読みやすく、近代史の流れがつながりとして見えてくるので、非常にわかりやすい。
池上彰氏とかの本もわかりやすいが、近代史はイデオロギーの話になりやすい。
一方で本書は、金の流れ(欲望の流れ)を一直線で追うので、明快だし説得力がある。
結構近代史は読んできたのだが、それでも「へー!」と思う話も多く、裏も取れているようなので、ぜひ一読を勧めたい。
アメリカと中東の関わりとか、ヨーロッパ連合成立の経緯など、なんとなくボンヤリ理解していたものが、クリアになる感じがする。
これから世界を見る目も変わってくるかもしれない。
久し振りに当たりを引いた感じである。
まぁ、ご参考ということで。