中学生だったか高校生だったか、同級生が見ていたフジテレビ(?)の深夜番組で、冒頭に「知識は荷物になりません。あなたを守る懐刀。」というくだりで始まるものがあったらしい。
その話を聞いて、なるほど確かにと納得したことを記憶している。
小生、記憶力があるのかないのかよくわからないが、「へー」と思ったことは忘れないタチだと思う。
そんなこともあって、「雑学王」と呼ばれたこともあるのだが、そこに尊敬の念は別になく、「面白い人」程度の扱いだということも認識している。
ただ、「雑学王」から言わせてもらうと、知識を軽んじている、甘く見ている人は、結構多いと思う。
仕事の場面で難易度が高いのは、答えの無い問題であることは間違い無いのだが、大半を占めるであろう、答えのある問題は知識があれば秒殺である。
うまくハマれば秒殺で解決する上に、冒頭のくだり宜しく荷物にならないのだから、知識はどんどん溜め込んでおけばよくて、よくわからない思考法とかに凝るより、よっぽど生産性が高い。
そして、ことは生産性だけでない。
組織や業界でのサバイバルを考えたときに、自分しか知らない情報というのはそのまま武器になる。
特に組織においては、その人しか知らない情報を持っている存在は、その状況に安住せず積極的に共有するスタンスである限り、非常に貴重で有益な人材である。
また、組織の権力構造の上層に行くほど限定された情報を持つのが常であるから、情報を握ることは組織ヒエラルキーを泳いでいくためにも親和性が強いはず。
なので、情報を持っておいて損することなど、何もないのだ。
とにかく情報は取りに行く。
取って取って、自分のキャパシティから溢れてもなお取りに行く。
それでも残ったものが本物である、くらいの気概で。
「知識は荷物になりません。あなたを守る懐刀。」
まぁ、ご参考ということで。