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「アートに学ぶ6つの『ビジネス法則』」 読了 〜異分野の知見を援用できる人を教養人と呼ぶのでは〜

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アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

アートに学ぶ6つの「ビジネス法則」

  • 作者:髙橋芳郎
  • 発売日: 2019/05/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 
Kindle Unlimitedでお勧めされてダウンロードした一冊。
アートとビジネスの組み合わせでは、色々な本が出たが、引き続き個人的に興味がある分野なので拝読。
 
銀座で画廊を経営する著者によるビジネス本。
アートそのものがどうビジネスに活きるのか、という観点でも書かれているし、アートビジネスという観点から敷衍できる内容も提示しているし、美術史という大きな流れから意味のある一般法則を提示してくれようともしている。
 
正直、切り口の鋭さという意味では、山口周氏の著作の方が優れていると感じたが(読書にそんな優劣も野暮だと思うが)、アートビジネスの裏側を知ることができる面白さが本書にはある。
とはいえ、提示してくれている学びそのものは、ビジネス書で一般的に言われていることから大きな飛躍はない。
 
こんな感じの趣旨であれば、小生も「武術に学ぶ6つの『ビジネス法則』」という本は書けそうだし、武術でなくても、スポーツ、音楽、ゲームでもなんでも良さそうだ。
しかしそれは、本書の内容が陳腐だということではない。
 
ビジネスから離れたことでも、そこには人間を支配する法則があり、多くの人間が関わってきた力学がある。
そういうことを見出し、別の分野に援用していくことが大事なのだと、著者は言いたいのではなかろうか。
 
まぁ、ご参考ということで。