人間到る処青山あり

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「プロサッカー監督の仕事」 読了 〜マネジメントといえばこんな感じ〜

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プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意

プロサッカー監督の仕事 非カリスマ型マネジメントの極意

 

 

マネジメント系の本は定点観測しているのだが、Kindle日替りセールで紹介され、評価も高かったので購入。

小生、森保氏についてはあまり存じ上げず、先日サッカー日本代表監督に就任された際に、経歴を認識した程度。

 

本書はサンフレッチェ広島の監督時代に、本人の監督としてのあり方、考え方について述べている。

平易な語り言葉で綴られ、内容としてもスポーツチーム運営、選手起用に関わる話が中心なので、興味を持って最後まで読めた。

 

読者のターゲットとしては、きっと一般企業で管理職にある人だろうし、そうしたターゲットに意味ある編集になっているので、参考になる要素が多数である。

基本的には、サーバント型リーダーシップ。

 

チームの勝利をゴールとし、メンバーと向き合いながらメンバーの成長とチームの成長のベクトルを揃える。

チームのコンセプトを定め、編成にも意思を伝えるが、今あるリソースでコンセプト実現を図りつつ、自分がいなくなってもその路線が継承される道筋を作っていく。

 

簡単ではないが、極めてオーソドックスだと感じた。

そういう意味では、目新しいものは無いが、斯様にオーソドックスな手法でJ1二連覇を達成し日本代表監督へ、という実績に勇気をもらえる、そういう類の本だと思う。

 

マネジメント経験の有無に関わらず、一読を勧めたい。

まぁ、ご参考ということで。