むかし、職場の事務方が、会議用の弁当選定に悩んでいたことがある。
業者のチラシを複数取り寄せ、比較してみるものの、値段は良いとして、中身の比較が難しいという。
特に会議用の幕内弁当的なものは、少しのご飯と沢山のおかずという構成になるのだが、まずもってサイズの比較が出来ない。
少しのご飯に沢山のおかずといっても、それはその弁当における相対的な比率でしかなく、ある業者は本当に少しのご飯に沢山のおかずかもしれないが、別の業者は普通のご飯に莫大なおかずかもしれないし、また別の業者は極小のご飯にふつうのおかずかもしれないのである。
これは問題だ。
会議用弁当の良し悪しは、小生の経験上、あとあとまで尾を引く信用問題になる(笑)。
そこで小生が提案したのが、「エビの法則」である。
どういうわけか、日本の幕内弁当的なものには、かなりの確率でエビが入っている。
大抵エビフライだったり、煮付けの一品だったりするのだが、とにかく入っている。
エビフライなら大体7センチ、煮付けなら直径4センチというところだろう。
それを基準に、弁当全体のサイズを見極めるというのが、「エビの法則」である。
早速採用され、事務方に喜ばれたのはいうまでもない。
なんでそんなことを思い付いたかといえば、小生が食べ物に意地汚いからだが(笑)、その時に学んだのである。
目の前を通り過ぎるような些細な事柄でも、何か法則がないかと考えてみたり、どうしてこうなっているのかを想像してみたりすると、色々な発見もあるし、(しょうもないが)役に立つことがあるのだなと。
以来、何かにつけて「法則」がないものか、などと、あれこれ考えてしまうのであった。
今日のエントリーは東海林さだおのようである。
まぁ、ご参考ということで。