人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

長時間労働は人生の限られた時期だけ

若い時分に、おじさま方から「無理がきくのは若いうちだけだから、せいぜい頑張りな」ということを言われていた。

そういうものかなと思い、それなりに無理をしてきたつもりなのだが、歳をとって無理がきかなくなるのは、体力的な問題だと思っていた。

 

しかし、小生自身がおじさんになってきて感じるのは、どうやら体力的な問題(だけ)ではなさそうだ、ということ。

端的に言って、仕事に100%生活を捧げられるのが難しい事情が色々出てくるのである。

 

体力的には若い頃とあまり変わりがない(それは小生が特殊なのかもしれないが)。

消化・分解は弱くなったが、フィジカルは強いままだし、仕事の経験も積んでいるから、限度はあるが変わらずバリバリできるし、やりたいのである。

 

しかし人生は仕事だけではない。

家族のこととか子育てとか、それに伴って地域の繋がりや役割が生まれてくる。

 

子育てで済めばいい方で、親族の介護などがあれば、ずっと大変になる。

仕事を続けていれば、そこで出会った人々との交流も、オン・オフ問わずに広がっていくし。

 

そういったことがまた人生の喜びでもあり。

というわけで、おじさんになった小生は思う。

 

「仕事ばっかりやれるのは今のうちだけなんだから、せいぜい頑張りな」と。

まぁ、ご参考ということで。