人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

やらないより、やりすぎる方が危険

新年を迎え、新しいことを始めようとしている方も多いに違いない。

仕事だったり、勉強だったり、運動だったりダイエットだったり。

 

いずれも新たな習慣を身につけるということだが、何が難しいかといえば、その「塩梅」である。

あまりにも緩い取り組みだと意味がないし、かといってハードにやると続かない。

 

せっかく決意して新しいことを始めたのだから、すぐに結果が欲しいのは当然だ。

なので、頑張るのは当然なのだが、習慣化に失敗する事例の殆どが、頑張りすぎ、やりすぎによるものだと思う。

 

小生、過去に筋トレの習慣化に何度か失敗しているのだが、失敗時の原因は間違いなく「やりすぎ」である。

腕立て伏せでいうと、30回くらいがせいぜいだったのが、毎日やると5・60回はすぐに出来るようになる。

 

しかし、人間の身体というのは不思議なもので、端的にいうと、これは「腕立て伏せが上手くなった」だけで、実際のところ筋肉は数パーセント増えたかどうか、らしい。 

そこを理解せず、物足りなくなって回数や負荷を増やしていくと、だんだん嫌になったり、悪くすると怪我をしたりで、続けられなくなる。

 

振り返ると、仕事も同じではないか。

一応、この国の真っ当な勤め人は、はなから「サボろう」という人は殆どいないと思う。

 

寧ろ必要以上にパフォーマンスを発揮しようとして、頑張りすぎて「折れて」しまったり、実はもっと大事なことがあることに気付かなくなってしまったりする方が、圧倒的に多いのではないだろうか。

いずれにしても、「やりすぎ注意」。

 

少し余力を残すくらいで過ごしたいものである。

自戒を込めて。

 

まぁ、ご参考ということで。