人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

若者のキャリア観がわかってなさそう

最近は仕事で20代の若者たちとやりとりすることが多い。

キャリアや生活全般の突っ込んだ話をすることもあるのだが、おじさんである小生は、彼らのキャリア観を理解している自信がない。

 

小生は所謂「氷河期世代」ど真ん中なのだが、上の年代は「サラリーマンと専業主婦(パート労働)」的な人々が多く、下の年代は「夫婦共働き当たり前」である。

で、出会ったパートナーの考えもあるし、一応生活できる年収ではあるので、上の年代と同じ家庭を築くことになった。

 

ぶっちゃけ、上の年代と同じ「サラリーマンと専業主婦」を維持するには、上を目指して努力してやっとなんとか、というのが普通だと思う。

いや、上を目指して頑張る人達が上の年代のサラリーマンというべきか…。

 

共働きの場合、頑張っていないわけではないけれど、一人で頑張って稼ぐ金額を二人で分担すれば良いという考え方もあって、居心地の良いところでキャリアの天井にあたっても特に問題ない、という思考もあるんじゃないかと思う(もちろん夫婦でガンガン稼ぐ人達も居るが)。

小生からすると「本当にそれでいいの?」「実は上を目指したいけど隠してるんじゃないの?」と真剣に思ってしまうのだが、そんな問いに対する若者の本音が、わかっていないような気がする。

 

一人で稼ぐ宿命を背負い、上を目指さざるを得ない小生を、むしろ可哀想なおじさんくらいに思っているのだろうか。

それともやっぱり組織や社会で上を目指したいのに、それを見せないようにしているのだろうか。

 

もちろん最後は個人の志向に依存するのだが、世代的な共通感覚がわかってないなぁと、ちょっと途方に暮れる今日この頃。

おじさんになったなぁ…。

 

まぁ、ご参考ということで。