人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

同じ話でも面白かったり、そうでもなかったり

月替わりセールで購入していたので続けてこちらも読む。

 

 

「サピエンス全史」同様、長いのだけれども読み切る。

なんだろう、内容としては八割がた被っている印象で、被っていない二割が人類の「これから」に言及している感じ。

 

とはいえ「サピエンス全史」でも「これから」についての言及は一応あったので、本書に新しさを感じるかというと、そこまででもない印象。

まあ、端的に言って、読むならどちらかでいいんじゃなかろうか。

 

八割被っている本を読んで、感想を書こうにもなぁと思ったりしたのだが、同じ話を聞いても、やっぱり面白い、なんてことあるよね。

これまで読んだ本だと、大村大次郎の「お金の流れで読む」歴史シリーズがそうだったと思う。

 

コンセプトや筋は全部一緒なのに、おもしろくてコンプリートしてしまった。

と、書いて思ったのだが、一つのコンセプトや筋が、あれにもこれにも当てはまるみたいな、パズルのピースがハマる面白さがキモのような気がするので、やっぱりそれは「同じ話」ではないんだろうな。

 

コンセプトや筋は統一だけれども、意趣が違う。

その辺が、同じ話でも面白かったり、そうでもなかったり、のポイントなのかな。

 

あ、なんだ「男はつらいよ」と一緒じゃないか。

まぁ、ご参考ということで。