まずはリンク。
故あって”ふるさと納税”を諸々調べており、手にとって一気読みした次第。
本書は、実質的にふるさと納税をここまで普及させた立役者の一人である、トラストバンク社(「ふるさとチョイス」運営)の創業者によるエッセイである。
自伝的要素あり、立ち上げ秘話的な内容あり、仕事術あり、という内容。
ゼロから市場を作るダイナミズムというのは、やはり面白いし、一方で理詰めではなかなかチャレンジ出来ないな、という忸怩たる思いも。
ただ、これは小生も新規事業の伴走で気にしていることでもあるのだが、須永氏は、「人が集う旗を立てる=人の心を動かすテーマかどうか」を強く意識しているようである。
それなくしてマネタイズは無い、というスタンスは、強く同意したい。
また、須永氏の地方創生にかける意欲、真剣に事業に向き合う姿は、是非見習いたいものである。
須永氏は創業前まで、数多くの仕事を経験したそうだが、その中に婚活アドバイザーの仕事があったそうである。
不器用だった男性が、経験を重ねて無事ゴールインした喜びが、「ふるさとチョイス」を通じて各自治体が新たな創生のステージに立った喜びの原点かもしれないと振り返っていて、人生何が役に立つかわからないと思いつつ、とても面白いお人柄なのだろうと感じさせる。
上手くまとまらないのだが、地域創生に興味のある方、新規事業・起業に興味のある方は、一度目を通してみてはいかがだろうか。
なんというか、楽しいインド映画でも観ているような感じで、一気読みであった。
まぁ、ご参考ということで。