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どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仕事術と転職が組み合わさってしまうと、そりゃ小生の大好物なので、読まざるを得ない。
最初に総括してしまうと、筆者の述べるスタンスや技術というのは、その通りであると思うし、僭越ながら小生も同様のことを実践している。
小生なりに簡単に言えば、「いつでも声がかかるようにしておく」ということである。
声がかかるためには、
・何で声をかけたら良いかがわかりやすい
・声をかけやすい敷居の低さ
・声をかけるに値するだけの能力
プラス、具体的なニーズは無くとも、接点を持っておきたくなるような、諸々の魅力があればなお良い。
本書では、そういったことに資するテクニックや考え方が述べられている。
これらのことは、ある意味プロフェッショナリズムと同義だと思うのだが、そういう意味では、プロと呼ばれる仕事をしてきた人にとっては、ずいぶん前から常識とされる部類のノウハウだと思う。
時代の流れと共に、いわゆるホワイトカラーのゼネラリストにも、そういったノウハウが活きる環境が整ってきたということかと思う。
では、ホワイトカラーのゼネラリストが、皆そういったテクニックを身に付け、「どこでも誰とでも働ける」状態を目指すべきか、筆者のように転職するしないに関わらず、情報収集も兼ねて毎年転職活動をすべきかと言われれば、小生はなんとも言えない。
こういった働き方をした方が、間違いなく能力は高まるし、仕事は楽しいと、小生も実感を込めて申し上げるが、思い入れのある組織に属し、人から指示を受けるのが心地良いというのも、多くの人にとって確かな実感かと思う。
仕事を通じて何事かを成し遂げたい、さらに言えば、他者からの評価にかかわらず、自分自身を高めることに興味がある人には、刺さる本なのではないか。
まぁ、ご参考ということで。