人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

一点突破の凄み

今日はこの記事に言及せねばなるまい。

monoist.atmarkit.co.jp

 

少々長いが、是非ご一読いただきたい。

世の中にではイノベーションイノベーションと騒がれているが、現実の世界では、リソースも限られ、現場は疲弊し、強烈なグローバル競争の拡大という、絶望的な環境にさらされていることも、実態としてよくある。

 

上記の記事は、正にそのような状況の中、マツダという会社がどの様にブレイクスルーを起こしてきたかという、当事者による振り返りである。

個人的に感銘を受けたところを箇条書きにしておく。

 

・限られたリソースを、ほぼ一箇所に集中したこと

・最も効果のある開発テーマを慎重に選択し、全域に展開できるような優先順位を置いたこと(インパクトの創出)

・メンバーのモチベーションが高まる目標設定と役割分担を行ったこと

・CAEという先進的な手法を全面的に採用し、劇的な効率化を図ったこと

・一般に妥当とされている評価軸ではなく、真の意味で正しい評価軸を設定し、競争のルールを変えようとチャレンジしていること

・それらによって、会社のブランドイメージを高め、経営の好循環を図っていること

 

といった感じである。

ここ10年くらいの中で、経営史に残るインパクトだと思う。

 

心に刻み、明日からの糧としたい。

まぁ、ご参考ということで。