今日はこの記事に言及せねばなるまい。
少々長いが、是非ご一読いただきたい。
世の中にではイノベーションイノベーションと騒がれているが、現実の世界では、リソースも限られ、現場は疲弊し、強烈なグローバル競争の拡大という、絶望的な環境にさらされていることも、実態としてよくある。
上記の記事は、正にそのような状況の中、マツダという会社がどの様にブレイクスルーを起こしてきたかという、当事者による振り返りである。
個人的に感銘を受けたところを箇条書きにしておく。
・限られたリソースを、ほぼ一箇所に集中したこと
・最も効果のある開発テーマを慎重に選択し、全域に展開できるような優先順位を置いたこと(インパクトの創出)
・メンバーのモチベーションが高まる目標設定と役割分担を行ったこと
・CAEという先進的な手法を全面的に採用し、劇的な効率化を図ったこと
・一般に妥当とされている評価軸ではなく、真の意味で正しい評価軸を設定し、競争のルールを変えようとチャレンジしていること
・それらによって、会社のブランドイメージを高め、経営の好循環を図っていること
といった感じである。
ここ10年くらいの中で、経営史に残るインパクトだと思う。
心に刻み、明日からの糧としたい。
まぁ、ご参考ということで。