断っておくが、個人的な問題で駆け込んだわけではない。
クライアントとあるテーマについてインタビューすべく、ご一緒に突撃した次第。
相談内容はここにはもちろん書けないのだが、最後に相談員の方と雑談して得た情報をいくつか。
あくまで相談員の方個人の実感値であることをお断りしておく。
ここ数年のトレンドをお聞きしたのだが、労働相談のテーマは多岐にわたるものの、明快に言えることが一つあって、それは「解雇された、どうしよう?」という類の相談が減っているのだそうである。
残念ながら法令を遵守する企業が増えたわけではなくて、単純に人手不足で、その裏返しとして、「辞めさせてもらえない!」という相談が増えているとのこと。
もちろんこれに関しては、究極「会社に行かなければいい」だけの話であるので、一般的には解雇ほど悲壮な話ではないのだが、トラブルはトラブルである。
他に、変わらず多いのが、メンタルの問題。
主に40代くらいの方々からの相談が多いそうで、小生の実体験としても、さもありなん、といった感じだったが、あまり若い方は相談に来ないので、その年代が集中しているのかも、とのこと。
若い方は、来るとすれば、主に待遇改善の話がメインで、メンタルテーマでは少ないらしい。
現代的だなぁと思ったのは、正月などに実家に帰って働きぶりを聞き、心配した母親が本人にどうアドバイスしたら良いかを相談に来るのだそうである。
母心もわからないではないが、複雑な印象を持った次第。
働く方にとって関わりのあるテーマなので、取り上げさせていただいた。
最後に余談。
以前経済産業省の窓口にもお伺いしたが、こういう公的な窓口は、相談に対して的確かつプロフェッショナルな答えを提供してくれることが多いので、使わないと損である。
役所も色々動きがあって、以前よりずっと良くなっているので、久しくご無沙汰な方にもオススメしたい。
まぁ、ご参考ということで。