人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

転職先で人間関係を作る技術

過去、色々な方々と、転職の前後で関わってきたが、意外なほど不用意に新しい環境に臨むケースは多い。
新しい環境にうまく馴染めるかどうかはとても重要で、そこにはある程度押さえておくべきポイントはある。

まず、転職した初日から3日目くらいに形成される第一印象である。
第一印象は、良くも悪くもその後数年影響があるので、くれぐれも慎重に行きたい。

受け入れる側は、入っていく側と同等かそれ以上に警戒、緊張している場合が実は多いのと、事前にあなたの事をどのように紹介されているかわからないので、不用意な発言、アピールをするくらいであれば、愛想よく低姿勢に入って、受け入れ側の緊張感をほぐしてあげるのが望ましい。
こちらの方が、「大人」になる事が基本である。

そして、実際に仕事が始まると、色々なストレスも溜まっていくし、わからない事も多いのだが、そこは積極的に質問に行きたい。
人間は接触回数が多いほど好感度が上がっていくものなので、仕事を前に進めるだけでなく、そのような狙いでも絡んでいく。

ただし、なんでも教えてもらおうとすると逆効果なので、「こう思うんですが、いかがでしょう」若しくは「こうしたいと思うのですが、フィードバックをください」というスタンスが基本。
とはいえ、「前の会社ではこうだったのですが」という言い方は、前の会社の看板を笠に着て、現状を否定されたように受け止める人がいるので、避けておいた方が無難だ。

なお、前の会社では、という話は、聞かれるまでは言わない方が良い。
言うとしたら、disって今の会社を褒め称える時くらいである。

実際のところ受け入れ側は、警戒はしているものの、転校生と一緒で、あわよくば仲良くなるきっかけを探っているものだったりするので、こちらから懐を開いて、焦らず丁寧に接していけば、ほぼ間違いのない導入は可能だ。

ここまで読んで、大変面倒だと思われるかもしれないが、これはとても大事である。
何故なら、新しい会社で成果が出なければ、居られなくなるのは自分の方であり、成果を出すためには、その会社の仲間の協力がない限り、到底不可能だからだ。

なので、何より自分のために、職場の人間関係を構築しなければならない。
そして結局、同僚として仲良くする運命にあるのだから、さっさと仲良くなって仕舞えばいいのである。

まぁ、ご参考ということで。