人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

スピンアウトってあるの?

よく、新規事業系のキャリアの話題の中で聞かれるお話。
今日もたまたま聞かれたので。

自分で新規事業を企画、運営していて、いろいろ事情があって、退職してその事業ごと独立する、というのが、ここでいうスピンアウトのお話。
あるかないかで言えば、もちろんあるし、そういう経験のある人の話を聞いたことは何度となくある。

スピンアウトという言葉の響きに、どちらかというと、勇ましく野心的で、前途洋々なニュアンスがあるのが一般的なのだろうか。
しかしながら、過去に小生が聞いた話は、どちらかというと「結果的に」とか、「止むに止まれず」というタイプの話が多かった。

やっぱりよくあるパターンは、事業なりプロジェクトの決裁者が異動になり、新任の決裁者が新しい基軸を打ち出していく中でズレが生じていく、というようなもの。
または、会社の業績が厳しくなって、続けられなくなったり、期待するリターンが思いの外伸びなかったり、というあたりが続いてくる感じだろうか。

ちょっとネガティヴな話なのだが、ただそれは会社の意向とそぐわないというだけの話であって、立ち上げた本人からすれば、十分なやり甲斐とリターンを兼ね備えていることもあるので、そうなるとスピンアウトというのが現実味を増してくる。
決してドラマチックなものではないけれど、「結果的に」会社にとっても本人にとっても、良い形で収まることはあるものなのだ。

まぁ、ご参考ということで。