人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

現役時代をどれだけ長く維持できるか

一職業人として、自分自身がどこまで一線で戦え、各所から声がかかるのか、大変関心の深いところである。組織に所属し、その組織の人間として全うするというキャリアの方には無縁の世界かもしれないが、いくつかの会社を渡り歩いてしまい、その「組織の人」…

自己の成長を認識する

以前も申し上げたかもしれないが、小生は合気道に二十数年取り組んできていて、その中での研鑽というのも人生のテーマだったりする。個人的に心がけていることは、日々の稽古の記録をつけていくことと、ただつけるだけではなく、何ができて、何ができなかっ…

持ち場で頑張ることの重要性

今日はこんな記事を読んだ。http://d.hatena.ne.jp/grand_bishop/20160224/1456311510 会社の経営全体を見据えたうえで、持ち場持ち場で心血を注ぐ、という話。小生も実感や経験があるし、その通りだとも思っているが、実務にフォーカスしながら、経営にまで…

あなたが転職できないのは、ゼネラリストだからではなくて、スペシャリストだからかもしれない

昨日参加した座談会を受けての話。 よく、ご自身で「自分はこれといってスキルがなく、ゼネラリストだから転職に苦戦しています」というお話をされる方がいる。 小生の出身母体の銀行一筋、なんていう方によくいらっしゃったりするし、小生自身もどちらかと…

あなたの抱えている問題は転職で解決するのか?

問題提起と解決策のセットが、仕事の場面では大事だ、という話は、以前のエントリーでも書いた。ところが、その問題提起と解決策のセットを、論理的に提示できる人というのは、意外と少ない。 その問題を解決できるのはその解決策だけなんでしたっけ、その解…

言うべきことははっきり言おう - 人間到る処青山あり

言うべきことははっきり言おう - 人間到る処青山あり

言うべきことははっきり言おう

世の中には、想像を絶するブラック企業というのが存在する。そりゃもう想像を絶する位なので、エージェントが集まって、自分の知っているブラック企業自慢なんていうのをはじめたら、余裕で夜を明かせるレベルだろう。親しいエージェントがいる人は、一度聞…

自分の頭で考えるということ

転職やキャリアアップ以前の話として一つ。インキュベーションという仕事柄、いろいろな事業計画をレビューする機会があるのだが、時折「その内容を求められるから書いた」というようなモノに遭遇することがある。 どういうことかというと、いろいろ綺麗な数…

エージェントを選ぶ

世に転職エージェント、コンサルタントというのは、たくさん存在するのだが、外部の人間が考えるより、実際にご縁を作ることができる機会は少ない仕事だ。どの会社に、どんな人をご紹介するか、というのを「マッチング」と言ったりするが、そのマッチングは…

曖昧さを排除していく

小生の仕事の一環で、採用企業のプロセス改善のお手伝いをするケースがある。 その中で、よく確認しなければならないのが、求める人物像から始まる、一連の概念・言葉の定義だ。 典型的なのは、「地頭」とか、「バイタリティ」とか、「コミュニケーション能…

住宅ローンの正体

昨日に続き、お金とキャリアのお話。小生若い時分、銀行に勤めていて、当時東日本でトップクラスの住宅ローン貸付業務(ミドル業務)をこなしていたことがある。 いい話も悪い話もいろいろあるわけだが、皆さんは住宅ローンとはどういうものか、ご存じであろ…

年収2000万円とその生活

先週、年収2000万円の転職のお話を書いた。小生自慢ではないが、キャリアプランニングとファイナンシャルプランニングと両方できるバックグラウンドを持っているので、今日は経済的な側面と、キャリアプランを融合させたお話を少し。 一般的には、年収2000万…

年収2000万円の転職

最近小生のSNSのタイムライン上には、某社の「年収2000万円の転職」という広告コピーが頻繁に出てくる。それにしても、と思うのだが、そんな広告でクリックしてしまう人というのは、「わかってない人」のような気がしてしまうのだが…。皆さんが所属する会社…

プロのプロたるゆえん

会社員というのは、基本的に会社からあてがわれた仕事を、よりよくこなす、という色合いが強い。それも日本の総合職というのは特に。だからこそ、キャリア(特に職務内容)について自覚的でない事が多く、悩むとなると、とことん深くなってしまうのかもしれな…

「人脈」を甘く見てはいけない。

エージェント業をやっていると、営業系のおじさまで、「私は人脈がある」と強弁される方に遭遇することがある。「だったらその人脈で転職先も探されたらいいじゃないですか」と思うわけだが、わざわざ時間を取ってエージェントと会っている以上、そういうも…

「死ぬほど働く」ということと、「本気で働く」ということと

皆さんは、仕事の場面で本気を出したことがあるだろうか?死ぬほど働いた、もしくは働かされた、という経験がある方は、(是非は別として)結構いると思うが、本気を出したと自信を持って言える方は、かなり少ないと思っている。死ぬほど働いたというのは、…

人の心とテクノロジーと

昨今のテクノロジーの進展がもたらした恩恵というのは、非常に大きい。使いこなせる人間とそうで無い人間とでは、大きな差がついてしまう、という側面もあるけれど。転職の場面で言えば、小生がこの世界に入った頃は、もう携帯電話に電子ファイル形式の履歴…

同じ風呂に入る

小生が転職エージェント駆け出しの頃、当時働いていた会社の社長から教わったことの一つが、「同じ風呂に入れ」ということだった。 転職希望者は、何らか現状に対して不満を抱えていて、それを例えて風呂に入っている人であるならば、自分が浸かっている風呂…

やはり課題設定能力

ここのところ立て続けに、仕事の場面において、人材育成や事業開発のテーマで、「課題設定」が問題になることが多かった。担当者や係長レベルだと、課題解決能力が大事だが、その上になると、正しく課題設定ができる能力が求められる。さらに上は、課題のス…

組織作りの思想

採用活動というのは、いわば組織を作っていく事と同義な訳だが、それ故に大変難しいところがある。会社のステージに応じて、人的な相性を優先しなければならない時期もあれば、パーツパーツで最もパフォーマンスが高い人材で組み立てるべき時もある。べき論…

年収で転職するのは危険だよ

転職を考えるに当たって、年収というのはとても重要な要素だ。それが第一優先という人も少なくはない(隠れた第一優先という人もいる)。しかし、給与体系というのは、会社によって相当開きがあるものだ。異業種の経験がない方にとっては、衝撃的なレベルだ…