こんな記事があって。
年収1000万円以上の人というのは、全体の4%なのだけれども、パレートの法則では努力している人は全体の20%だから、20%の中の4%、つまり5分の1=5人の中でトップになればいいんだよ、ということを説いている。
これは、ランチェスター戦略的に領域を絞っていくことでも同じだと思う。
小生、新規事業開発のコンサルティングなんていうのをやっているが、おそらくこの領域を専業で取り組んでいるプレイヤーは、東京では10社無いと思う。
そして、それぞれの競合の成り立ちとは、微妙に違うアプローチを持っているので、(それで勝負ができるかは別として)特徴は出せる。
その上で、ではあるのだが、圧倒的な運動量(案件数)をこなす、という目標を掲げ、今に至る。
それで死なずに生きているということは、一応戦えているということだと思う。
資金力でもセンスでも知力でもなく、運動量という努力だけ。
そこで勝負できるところに、領域を絞ることの醍醐味がある。
さらに、絞った領域が自分で楽しいと思えることであれば、努力を努力と思わず、楽しんでいるだけで圧倒的な努力をこなし、なおかつ成果が出るという、最高の状態に至る。
ビジネス(パーソン)の戦略というのは、この状態にいかに近づけていけるか、ではないかと思っている。
努力だけでは勝てないビジネスの世界で、間違いなく努力で勝てる世界を作り出す。
無茶苦茶たのしいではないか。
まぁ、ご参考ということで。