人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

最適化とイノベーションと

こんな記事があって。

http://blog.livedoor.jp/tokyojohodo/archives/9377839.html

 

オペレーショナルな業務に習熟していくと、案外簡単なミスを起こすよね、とでもまとめれば良いだろうか。

仕事の場面では、効率の追求や最適化というのは、まずもって重要なミッションであろう。

 

そこに実は「新しさ」が入る余地はあまり無い。

さらなる効率化を図るための新しいアプローチだったとしても、本当に最適化するのか、エラーがあった時の被害は、ということを考え出すと、どうしても「枯れた」方法論に軍配が上がってしまう。

 

しかし、上記の記事にもある通り、社会の些細な変化というのは毎日起きていて、既存の方法論では見えていないエラーが何処かで存在するようになり、それを発見するには、ゼロベースで業務を見直していく必要がある。

一方で、通常のオペレーションをゼロベースでやってしまうと、非常に疲れるし、効率も落ちてしまう。

 

故に、イノベーションを狙うのであれば、通常の業務とは切り分けた形で検討を進めなければならない。

そうしないと、最適化とイノベーションのそれぞれのアプローチが衝突し、議論が進まなくなってしまうのだ。

 

ブレインストーミングの大原則に「批判厳禁」というのがあるし、小生もかつて「アイデア出しとアイデアの検証作業は同時に進めてはいけない」と教わったことがあるが、それらのルールは、そんな衝突を避けるための工夫なのだと思う。

まぁ、ご参考ということで。