人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

バカなとなるほど

完全にタイトルに惹かれて買ってしまう。

 

「スーツに見える作業着」の売り文句であるWWSというブランドが話題になっているのは存じ上げていたのだが、まさかタピオカミルクティーの店舗も経営し、元は水道関連の事業だったとは知らなかった。

それだけで、「どうしてそうなったの?」という興味を呼び、読みたくなってしまうというもの。

 

本書は、創業経営者によってこれまでの経緯を綴られた本だから、もちろん面白いし、なるほどそんな経緯で立ち上がってきたのかと大いに納得するのである。

著者は小生と同世代。

 

キャラクター的には小生の人生からはちょっと距離があるのだが、これまでお会いしてきたオーナー経営者の多くがそうであったように、とても熱く魅力的な人のようである。

きっとこれからもいろんなことがあるんだろうし、周りの人も着いていくのが大変だと思うけれど、楽しく事業を続けていかれるんだろうなぁと感じた。

 

ちなみにタイトルの「バカなとなるほど」は神戸大学の先生の言葉で、イノベーションを起こすプレイヤーというのは、最初は周囲から「バカな」と言われるような取り組みを行うんだけれども、その実は周到な戦略があり「なるほど」と唸らせられるものなのだと。

そんなことを思い出したのであった。

 

まぁ、ご参考ということで。