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飛ばし読みした本のレビューを書くのもどうかと思うが、一応のご紹介まで。
水木しげる氏が座右としているのがゲーテの著作で、「ゲゲゲのゲーテ」という本も書いているくらい。
そこに興味を持ち、水木氏が推奨していたのが本書。
日記のような体裁で、何年何月何日、ゲーテ宅訪問、みたいな感じで、それが何年分も続いていく。
電子版で購入したデメリットで、中をパラパラ見るということができず、数十ページ進んだところで「お、これは延々こんな感じなのか?」と気づき、まだ全体の1割も読み進んでいないことから、端折って読んだらやはり全編こんな感じでした、という一冊(ちなみに岩波文庫版だと全三巻でした…)。
「文豪」と片付けるにはあまりに偉大なゲーテの日常の記録という意味では、非常に貴重な本だと思う。
また、示唆に富む言葉もたくさんあるのだと思うが、いかんせんそれ以外の日常描写が非常に多いので、見出すのが難しい。
じっくり偉人の日常に向き合い、当時の文化・風俗を堪能したいという人向け。
図らずも、結論から欲しいという小生のせっかちな悪い点が露呈する読書であった。
まだまだ本を楽しむ境地には至っていない。
反省。
まぁ、ご参考ということで。