人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

バナナジュースブーム、来たる?

会社の近所、ビルの谷間の裏路地にバナナジュース専門のスタンドができていて、昼時通りかかると軽く行列になっている。

自宅近隣にもバナナジュース専門店がオープンし、ネットで見ると「タピオカの次はバナナジュース」的な扱いもある。

 

今日はたまたま時間が取れたので、会社近所のスタンドに行ってみた。

行列と言っても4、5人、そして半分はオーダー完了後の受け取り待ちなので、大したことはない。

 

価格は300円前後、バナナジュース単品かと思いきや、ミックスする素材が色々あり、何を選べば良いのか分からなくなるくらい。

接触決済なんかも完備しているのが今どきで、味も普通に美味しく、スタバでフラペチーノ頼むくらいなら断然こっち。

 

いいバナナを使ったとしても、バナナジュースの原価は多分50円くらいだろう(バナナジュースの30円、牛乳その他15〜20円)。

味のバリエーションが多いため、オーダー毎にミキサーを入れ替えなければならない様子で、オーダーから受け取りまで5分程度かかる。

 

よしんば3分に縮められたとしても、1時間あたりの最大売上は、60分÷3分=20杯×300円で6000円まで。

1日10時間営業して平均10杯/時間だとすれば、日商30000円、25日営業して月商75万円。

 

原価2割として粗利が60万円、そこから家賃が10万円、正社員とバイトの2人シフトで人件費50万円だとすると、赤黒トントン。

んー、この計算だと設備費が回収できないので、成り立たない。

 

もっと原価が安いか、安い家賃か、だが、他にもコストはかかるので、試算としてはこんなものだろう。

ちょっと利益の出しどころが、あまりないように思う。

 

値上げをするのが一つ(スタバが競合だと思えば50円くらい全然大丈夫)。

回転数を上げるために、フレーバーをミキサー後に混ぜる商品開発をする。

 

逆に品数を絞っていく。

粗利の高いオプションを考える(ま、ホイップクリームだな)。

 

ワンオペが徹底できるように見直す。

パッと思いつくのはそれくらいだが、ボロ儲けできるイメージがわかない。

 

ということで、小生が訪れた店のスペックでは、バナナジュースブームは、来ないんじゃないかなぁ、と。

外れたらゴメンなさい。

 

まぁ、ご参考ということで。