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このご時世にあっては少し前の本になってしまうが、巨大企業の成り立ちを知ることは、事業開発にとって意味があると思い、購入。
積読の消化に時間がかかってしまったので、やっと読むことができた。
アメリカなんかでは「本人公認の伝記」みたいな本が時々出版されるけれど、本書もそんな位置づけではある。
とはいえ、著者はITテクノロジー分野の記者歴が長いプロの書き手なので、決してグーグル礼賛ではなく、読者に色々なことを、そう「邪悪とは何か」といったことも含めて考えさせる。
インターネットの世界を追ってきた人間にとっては、それなりに知っているエピソードも多いが、こうして通史で読むと圧巻。
一つの帝国が生まれていく様のようだ。
もちろん建国の父母は偉大だが、それだけで覇権を握れる訳ではない。
多くの有能な才能が集まり、世界を変えていくダイナミズムは圧巻である。
非常に長い本ではあるが、是非また続きを読みたいものである。
まぁ、ご参考ということで。