人間到る処青山あり

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「グーグル ネット覇者の真実」 読了 〜帝国の誕生記〜

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グーグル ネット覇者の真実

グーグル ネット覇者の真実

 

 

 

このご時世にあっては少し前の本になってしまうが、巨大企業の成り立ちを知ることは、事業開発にとって意味があると思い、購入。

積読の消化に時間がかかってしまったので、やっと読むことができた。

 

アメリカなんかでは「本人公認の伝記」みたいな本が時々出版されるけれど、本書もそんな位置づけではある。

とはいえ、著者はITテクノロジー分野の記者歴が長いプロの書き手なので、決してグーグル礼賛ではなく、読者に色々なことを、そう「邪悪とは何か」といったことも含めて考えさせる。

 

インターネットの世界を追ってきた人間にとっては、それなりに知っているエピソードも多いが、こうして通史で読むと圧巻。

一つの帝国が生まれていく様のようだ。

 

もちろん建国の父母は偉大だが、それだけで覇権を握れる訳ではない。

多くの有能な才能が集まり、世界を変えていくダイナミズムは圧巻である。

 

非常に長い本ではあるが、是非また続きを読みたいものである。

まぁ、ご参考ということで。