人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「マインド・コントロール」 読了 〜人類の学び〜

リンクを貼る。

 

心理学系は大好物、というのは以前も書いたことがあると思う。

ほうっておくとそればっかり読む時期が来て、ひとしきり読むと暫く離れるというのを繰り返してきたような気がする。

 

ちょっとまた興味関心があり、先日の「犯罪心理学」に続いて読んでみた次第。

dai19761110.hatenablog.com

 

マインド・コントロール」という単語だけで既に刺激的だと思うが、所謂おどろおどろしい話もさることながら、営業のテクニックにも活用されていたりするので、実は一般に馴染みの深い世界なのである。

本書は、臨床の世界で長く活躍された著者による入門書ということで、「マインド・コントロール」の歴史や成り立ちを、アカデミックな世界と現実の世界を行き来しながら解説してくれる本である。

 

小生のように、もともと興味のある向きには、初見の内容は4割くらいだけれども、引用された著作、研究者等に発見があり、ブックリストとしてメモしたりしている。

心理学の歴史というのはある意味、人間とはなにか?を問い続けた学問でもあり、試行錯誤は多数あるけれども大変面白い学びを形にしてきた分野である。

 

もちろん、いかがわしい話もたくさんあるので、そこは選球眼が必要なのだが、そのあたりも含めて個人的に好きなのである。

当分野に興味のある方が、ざっと概観し、次のステップに進むための指針に十分なりうる書籍であろう。

 

すぐに役立つ、みたいな話ではないが、ご興味のある向きはぜひご一読あれ。

まぁ、ご参考ということで。