人材業界が発端だと思うが、なんとなく日本のビジネスシーンに普及した言葉に、「アレオレ(詐欺)」というのがある。
誰かの手柄を、さも自分のもののように言う、「あれは俺の実績」略して「アレオレ」である。
記憶が確かならば、ソーシャルゲームが普及して、ゲーム制作経験者を各社で獲り合っていた時に聞くようになったから、2012年頃から普及フェーズに移行したのだろうか。
一番簡単な「アレオレ」の見破り方は、一緒に働いていた人に話を聞くというものである。
別に外資でやる「リファレンス」までちゃんとやらなくても良い。
ちょっと知り合いを通じて確認すれば、すぐわかる。
とはいえ、そういうアクションが取りにくい時もあるだろう。
そうなると、本人への質疑で探っていくことになる。
探るのは、「やった本人じゃないと語れないことを、リアリティを持って語れるか?」だ。
鉄板は、その実績を作るまでの苦労話と、それをどのようにして乗り越えたか。
苦労話は大抵世に出ないので、そのエピソードをイキイキと語れるのは当事者である可能性が高い。
もう一つ、人間には認知バイアスというのがある。
https://no-mark.jp/liveescape/brainpower/bias.html
これが全てではないが、優秀な人は、自己を過小評価する傾向がある。
総じてニセモノほど、大きく見せようとするものだ。
なので、小生はいつも、「当事者しか知らないことをイキイキと語れ、尚且つその実績に対して謙虚であるか」というところを見ている。
まぁ、ご参考ということで。