人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

大企業はやっぱり立派(なところもある)

今日はたまたま、銀行脱藩組同士で会話する機会があった。

辞めてわかる凄さ・ありがたさ、というのが、(ロクでもない人もたくさんいたが)立派な人が多かったという話と、物凄く教育を施してくれたという、いずれも人に関わる話。

 

小生も、事務系や営業系の仕事であれば、大抵の領域で、途方に暮れるようなことにはならない程度の戦闘力を身に付けてくれたことについては、今をもって感謝しているし、卒業生として恥ずかしくない人生を歩みたいと本気で思っている。

ただ、だからといってなんでも大企業が良いかというと、必ずしもそうとは言えない部分もある。

 

こんな記事がある。

http://thebridge.jp/2017/03/syainbango-hitoketa-interview-hiroaki-yasutake-the-latter-part

 

楽天創業メンバーの方のインタビューだが、「ビジネスモデルが優れているほど組織は劣化する」と仰っている。

これは小生も以前に言及したことがあるが、大企業というのはビジネスモデルが優れている故に、若者に教育を施したり、新事業に投資する余裕もあるが、それと裏腹に「ぶら下がる」人も存在し得てしまうのだ(そこだけフォーカスすると、何十年もかけて使い物にならない人材を作っているようにさえ見える)。

 

本当にやりたいことがあるのであれば、企業規模に関わらずチャレンジするのはいい選択だと思う。

そこまでのものはない時に、若いうちに大企業で学ばせてもらうという考え方はあるだろう。

 

しかし学んだ恩は、その組織で返すのが筋だし、それが出来ず「ぶら下がる」ことになりそうなのであれば、学ばせてもらった能力で、潔く外の機会を切り開く、常にそんな気概を持って働けたら、本当は良いのだろうなと思う。

まぁ、ご参考ということで。