人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「上手な人」

今日はたまたま、あるクライアントの、複数の社員の方のお話を代わる代わるお聞きする機会があったのだが、「あぁ、この人なんだか上手だなぁ」という人と、そうでもない人というのに気付かされた次第。

何が「上手」なのかというと、ざっくり言うと仕事の進め方。

 

絞って言えば、やっぱりコミュニケーションということになるだろうか。

上手な人は、まず周りを巻き込むことが出来る。

 

オープンな気質というのもベースにあるけれど、共感を得られるような会話、テーマ設定ができ、周りが協力したくなる。

他人と「それいいね」という会話ができるということだ。

 

そして、ちゃんとお願いが出来る。

お願いをするためには、ちゃんと自分が義務を果たさなければいけないし、相手がお願いを聞いてくれる状況かどうかも理解できなければならないのだが、それは「引く」タイミングだけ理解してもダメで、ちゃんと「押す」タイミングを理解していることが非常に重要だ。

 

もう一つ、ブランディングというか、信用を作っている。

出来ていないことは出来ていないというし(当然リカバリープランも提示するが)、誠実さというのもあるけれど、なんというか、良い意味で「サプライズ」が無いのだ。

 

安定感というか、何かを任せたとしても、極端にパフォーマンスがブレることが無さそうという雰囲気。

初めて会ったのに、「あぁ、この人はこんな感じでずっとやってきたんだろうな」と感じさせる奥行き。

 

トヨタがピンクのクラウンを出して新しさを演出しても、全く刺さらないという事例の裏返しで、相手が期待することをちゃんとやってくれそうだという「水戸黄門」感とでも言えば良いのだろうか。

小生もつくづく参考にしたいと感じた。

 

まぁ、ご参考ということで。