人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

量と質、インプットとアウトプット

できるビジネスパーソンと言えば、「質」の高い「アウトプット」だ、と言われている。
さて、本当だろうか?

あなたの仕事で、質の高いアウトプットを要求される場面はどれくらいあるだろう。
小生はせいぜい2割くらいだと感じている。

それ以外の8割は、書類作成とか調べ物、探し物なんかの作業とか、打ち合わせだったり会議だったりする。
書類作成や打ち合わせでの発言をアウトプットと言えばそうかもしれないが、そんな気の利いた内容を求められる場面は、それこそ2割くらいではなかろうか。

さて、そうなってくると、仕事の8割は大して高度ではない仕事は、いかに効率的にこなしていくか、という事になる。
高度ではない仕事を効率的にこなす、という場面で重要なのは、「量」と「インプット」だと思っている。

「量」をこなせば、自ずとスピードは上がっているし、「インプット」が多い人は、判断を下す時に援用できる知識や事例が多いので、比較的正しい判断を負荷なく行う事ができる。
そしてそして、「インプット」をベースに、「量」をこなした人は、仕事の経験値も上がっていき、最終的には「質」の高い「アウトプット」ができるようになっていくと、個人的には感じている。

日本のビジネスシーンでは、知識を持っている人、経験を持っている人、量をこなした人を、なんとなく軽んじる風潮があるように思う。
もちろん知識ばかりで現場から逃げているようでは話にならないが、「量」や「インプット」の多さというのは、とても重要なのではないだろうか。

まぁ、ご参考ということで。